<連載:第2回>【情シス向け】GASとチャットワークの“タスク機能“をつかって安否確認システムをつくる

f:id:matonton:20181110113923j:plain

 

第2回:安否確認システムの下準備/G Suite管理者設定の注意点

 

 

今回は安否確認システムをGAS(Google Apps Script)でくむ前、

G Suiteの管理者設定の話です。

 

 

このG Suiteの管理者設定は

わたしがGASを実行するタイミングで最初にして盛大にハマったところ。

 

なぜなら法人用G SuiteでGASを解説しているサイトがあまりないからです。

(ひとのせい…)

 

 

読んでくださっているあなたが

わたしのようにハマらないよう書きのこしておきます。

 

 

G Suiteの管理者の方はもちろんのこと

会社のアカウントでGASの利用を考えている方はご覧ください(そして管理者の方に確認してくださいね)。

 

※個人でGoogleドライブを使っている方は影響がないので読まなくて大丈夫です

 

 

さっそくですが、本題です。

 

それは、

 

『法人用 G Suite は初期設定のままだとGASが動かない』

 

ということです。

 

 

え…?

 

 

はじめに気がついたとき驚きました。

 

また同時に、

 

Google、セキュリティちゃんとしてるな」と

 

感心したところでもあります。

 

 

次回以降のブログに書くGASの公開設定で

『アプリケーションにアクセスできるユーザー:』という設定があるのですが、

そこに効いてくる設定です。

 

 

ではG Suiteの管理者画面のどこを変更するのか。

ここに書いてありました。

 

 

■ドライブ ユーザーの共有権限を設定する

 

 

support.google.com

 

 

>共有権限を設定する
>
> 組織内のユーザーが誰とでも共有できるようにする
>
> 1.Google 管理コンソール(admin.google.com)で次の操作を行います。
> 2.[アプリ] > [G Suite] > [ドライブとドキュメント] にアクセスします。
> 3.[共有設定] をクリックします。
>
> 共有オプション

 

f:id:matonton:20181110114801p:plain

 

GASを動かすには赤枠【オン】にチェックします。

ただし【オン】にしているということは『ドライブを他社と共有できる』ということです。

 

 

特にG Suiteの管理者の方はこの設定は要注意!!

 

このドライブの設定は自社のポリシーにあわせて設定してください。

(もしオフでもGASが動かせる方法があれば教えてください…)

 

 

 

ちなみにわたしの会社のG Suiteでは他社とのGoogleドライブ共有がNGなので

設定を [オフ] にしています。

 

なのでしかたなく個人用GoogleドライブでGASをくんでいます。

個人用Googleドライブは設定なしにGASを動かせるので。

 

そもそも個人用をつかってるのはどうなの?というツッコミもありそうですが…

 

 

 

次回からは本当に実際のGASのコードやチャットワークの設定方法について書いていきます。 

 

以上、(@matonotam)でした。